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PR会社とは
PR会社とは、企業・団体の担当者に代わって(または協力して)、広報PR業務を行う会社だ。
近年、インターネットの進展により、マスコミを媒介としなくても、SNSやオウンドメディア(自社メディア)を通じて直接消費者に情報発信できるなど、情報伝達のプロセスが変化してきた。それに伴い、広報PRの手法も変化し、PR会社の業務領域も広がっている。
しかし、手法は変わっても、広報PRの「社会との信頼の構築」という本来の概念は変わらない。単に認知を上げるだけでなく、理解や信頼も同時に獲得するための活動を考えていくのが広報PRであり、それをサポートするのがPR会社の役割である。
公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会(日本PR協会)が2015 年 5 月に発表した「PR業に関する実態調査」によれば、日本のPR業全体の売上高は推計948億円となっている。サニーサイドアップ、電通パブリックリレーションズ、ベクトルなど大手PR会社6社の売上を合計してみたところ、それだけでこの推計額の約50%を占めていることがわかった。
日本には、200~300以上のPR会社があると言われるが、その多くはスタッフが数人から数十人、売上が数千万~数億規模の小さな会社だ。元PR会社社員や企業の広報担当者が独立しフリーでPRコンサルをしているケースも多い。そういった小さな会社の売上総額が、残りの半分ということになる。
大手外資系PR会社も進出してきているが、その日本法人の規模はあまり大きくなく、市場はほとんど国内企業で占められている。
PR会社の種類と得意分野
PR会社には「総合PR会社」と「専門PR会社」がある。
大手PR会社は「総合PR会社」として、多種多様な業界に対応している。パブリシティ活動(マスコミに情報を届けて取り上げてもらうよう働きかける活動)の他、マーケティングやブランディング、大規模なイベントやプロモーション、SNSやWEBメディアを活用したキャンペーンや危機管理広報まで、広範囲のサービスを提供している。
一方、業界やサービス内容を限定した「専門PR会社」も多く存在する。ファッション、美容・コスメ、IT、金融、不動産、医療、外資・・というように扱う分野を限定する会社や、プレスリリース配信、SNSマーケティング、リスクマネジメント・・というようにサービスを限定する会社もある。また小規模のPR会社であっても案件に応じて様々な分野のパートナーと連携し、大手の「総合PR会社」並みのサービスを提供しているケースもある。
適切なPR会社を選ぶには
自社に合ったPR会社を見つけるためには、まずどのような業務を任せたいのか、またPRする目的は何なのかを明確にする必要がある。PR会社ごとに特徴があるため、その目的に合った会社がどこなのかを判断していくことになる。
大手PR会社の若手社員が担当するより、中小PR会社のベテラン社員が担当した方がよい結果が出るかもしれないし、担当者同士の相性もある。営業でプレゼンに来る人と、業務を担当する人が異なる場合も多いので、発注後に誰が担当者になるのかを確認し、会わせてもらうとよい。PR会社を探すのに、前出の日本PR協会のHPにある「PR会社検索」も便利だ。協会に加盟する会社に限られるが、様々な項目で条件を絞り検索することが可能となっている。
PR会社を活用しよい結果を出すには
PR会社を活用してよい結果につなげるには、発注側が広報PRについてよく理解していることも重要だ。PR会社に頼めばすぐにマスコミに取り上げられるとか、SNSで拡散されるかというと、必ずそうなるとは限らない。広告であれば枠を買ってそこに確実に露出できるが、報道やSNSでの話題づくりはコントロールできない不確実なものだ。それをPR会社の経験とスキルで、できる限り可能性を高めるのである。そのためには継続的に根気強く活動を続ける必要がある。
「前のPR会社は成果が出なかったので」と、頻繁に発注先を変えている企業・団体を見かけることがあるが、よく聞いてみると、うまくいかない理由が発注元にもあることも多い。PR会社を活用する際は、広報PRがどういうものかを理解した上で、丸投げではなく協力しあって活動するのが成功する秘訣だ。
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