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プレスリリースとは?~メディアとAIに刺さるプレスリリースの作り方と最新トレンド~

広報PRのための情報発信において、基本かつ最強のツールとなるのが「プレスリリース(ニュースリリース)」です。プレスリリースとは、企業や団体の経営に関わる新情報、新商品・新サービスの発売、イベントの開催といった「ニュース」をメディア(報道関係者)に提供するための公式文書です。

以前は、企業からメディア関係者への文書でしたが、現在は、Web配信サービスや自社オウンドメディアを通じて発信することが一般的になり、一般消費者や取引先、就活生など様々な人がWeb検索・AI検索を通じて直接目にする機会が増えています。そのため、近年はメディア向けの「プレスリリース」ではなく「ニュースリリース」という名称で、BtoB・BtoCのマーケティングツールとして活用することも多くなっています。

本記事では、プレスリリース作成の「基本構成」から、最新の配信トレンド、そしてAI検索(AI検索最適化)時代に合わせて情報価値を高めるためのポイントを徹底解説します。

ニュースリリース

1.プレスリリース作成の「基本構成」と最適化

プレスリリースは、自社のニュースを正確かつ簡潔に伝える公式文書です。「企業からのラブレター」に例えられることもありますが、過度なアピールや誇張表現(「業界最高峰」「究極の」など客観的根拠のない文言)はメディアから信頼されないだけでなく、検索エンジンやAIからも低評価を受ける原因になります。基本的には、以下の8つの要素で構成します。

1)発信日・発信元情報

いつ、誰が発信した情報なのかを明記します。プレスリリースの信頼性を担保する基本情報です。

2)タイトル・サブタイトル(最重要)

タイトルは、プレスリリースで最も重要な要素です。タイトルにインパクトがなければ、1秒で読み飛ばされます。メディアの記者だけでなく、スマホの検索画面やAI検索の要約ソースとして認識されるため、最初の「30〜40文字程度」に最も重要なキーワードを入れておくといいでしょう。サブタイトルには、タイトルに入り切らない要素や、補足説明などを簡潔に入れます。

3)リード文(導入部)

冒頭の3〜5行で「5W1H(誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように)」を網羅して、リード文だけでも、リリースの概要がわかるようにします。ここを読んで興味をます。ここを読んで興味を持ってもらえれば、本文に読み進めてもらえます。

4)メイン画像・解説ビジュアル(ビジュアル要素)

現在、メディアも一般消費者も、情報をスマートフォンやタブレットでスクロールしながら閲覧します。その際、タイトルの脇に表示される「サムネイル画像」のクオリティは、そのリリースをクリックする率を大きく左右します。必ず文字情報だけでなく、視覚的要素を挿入しましょう。

5)本文(詳細情報)

新しい商品やサービス、会社としての取り組みなどの詳細を記載します。商品であれば、具体的な特徴、従来品との違い、価格や仕様などを記載します。

6) 社会的背景・開発ストーリー

③の詳細情報に加えて、なぜ今、この商品・サービスが必要なのかという「社会的価値」や、開発に至るまでの「ストーリー」を記載することで、その商品の魅力がより伝わり、説得力も増します。

7) 企業概要

発信元企業の正式社名、所在地、事業内容、設立、代表者名、URLなどの基本情報を簡潔にまとめます。

8)問い合わせ先(必須)

メディアが「取材したい」と考えた際、即座に連絡が取れる担当者名、直通の電話番号、メールアドレスを明記します。この情報がないと、せっかくの取材チャンスを逃すことになります。

プレスリリースは、自社のニュースを簡潔にわかりやすく伝えるツール。企業からのラブレターのようなものです。ラブレターでも自分をあまり飾りすぎると相手に気持ちが伝わらないのと同じように、プレスリリースも大げさな表現や過度なアピールをしすぎるのは禁物です。

プレスリリースは基本的には以下のような構成で作ります。

プレスリリースサンプル

一番重要なのが、③のタイトルとサブタイトルです。タイトルにインパクトがなければ読まれません。あまり長すぎると、スマホなどで表示されるときに切れてしまいますので、短いフレーズに伝えたいことを凝縮させます。

次に重要なのは、⑤の画像でしょうか。最近はニュースもプレスリリースもスマホで見る人が圧倒的に多く、その際サムネイルとしてタイトル脇に画像が表示されます。この画像のクオリティも、読んでもらえるかどうかを左右する要素になります。ですので、商品画像は美しく、サービスのリリースでもサービスを説明するフローや、そのサービスと関連するイメージ画像など、必ず画像を入れて配信することをおススメします。

そして次に大切なのは④のリード文。この冒頭の数行で、伝えたいポイントを網羅するようにします。この部分まで読んで、興味を持ってもらえたら、その下のより詳しい内容も読んでもらえる可能性大です。

そして、忘れてならないのが、⑧の問合せ先。メディアの人に興味を持ってもらえても、問合せ先がなければ連絡できませんので、せっかくの取材が流れてしまいます。

2.プレスリリース配信ルートと戦略的使い分け

作成したプレスリリースを届ける方法は、大きく分けて以下の3つあります。現代の広報PRでは、これらを組み合わせた「ハイブリッド型」の配信が不可欠です。

1)WEBプレスリリース配信サービス(PR TIMES、@Pressなど)の活用

各サービスプラットフォームに登録し、入稿・配信する手法です。配信ネットワークを用いたメディアへの配信、提携する複数のウェブメディアへの転載ができ、デジタル上の露出を短期間で増やすことができます。また、検索エンジンやAIのデータベースにインデックス(登録)されやすい(検索結果や質問の回答にヒットしやすい)というメリットもあります。

2)メディア(記者・編集部)への直接アプローチ(メディアプロモート)

新聞、雑誌、テレビ、WEBメディアなどへ、メール、FAX、あるいは直接訪問(キャラバン)によって届ける手法です。プレスリリースの内容や狙っているターゲット層に合わせて、ビジネス系、ファッション系、IT系など、合致するメディアを選定して直接届けることで、より大きな枠で、深く踏み込んだ質の高いパブリシティ(メディア露出)に繋がります。

3)自社オウンドメディア・SNSからの情報発信 

1)2)に加えてWebサイトの「ニュース」のページにプレスリリースを掲載して、直接情報発信する方法もあります。また、公式SNS(Instagram、X、noteなど)を通じてプレスリリースの一部を紹介したり、プレスリリースのページにリンクするようにしたりすることもあります。こういった自社発信の情報は、「公式な一次情報源」としてAI検索エンジンに評価されやすくなると言われています。

3.メディアとAIに評価されるニュースの作り方

メディアに注目されるプレスリリースにするためには、発信する情報に「ニュース性」が必要です。

また、ChatGPTやGoogleのGeminiなどのAIが、情報を要約してユーザーに提示する新しい時代においては、プレスリリースも「AIO(AI検索最適化)」への対応が必要となってきました。AIは「曖昧な表現」や「感情的なアピール」を評価せず「客観的な事実」「具体的な数値」「独自性(一次情報)」を重視します。

そこで、メディアの記者、そしてAI検索の双方に「価値あるニュース」として認識されるためにどのようなことが重要か、以下の表にまとめてみました。

ニュースになる情報

メディア・AIに評価されるためのポイント

① 初めて・最も(新規性・最上級)

日本初、世界初、業界初、あるいは「最多」「最小」「最速」といった客観的な事実。※これらを記載する場合は、必ず**「〇〇調べ(2026年5月時点、国内〇〇市場における調査)」といった客観的な根拠(エビデンス)**を併記してください。根拠のない最上級表現はAIにフェイクと判定されるリスクがあります。

② 希少価値(独自性・一次情報)

独自特許、他社にはない技術、特定の地域や素材に限定されたユニークさ。AIは「他サイトのコピペ」ではない「一次情報」を最優先で評価します。開発データや実験結果を具体的にテキスト化しましょう。

 

③ 時流・社会的意義(社会性)

単なる「自社商品の宣伝」ではなく、それが現代の社会的課題(例:サステナビリティ、DX、働き方改革、少子高齢化)とどう結びついているかを明記します。「社会が必要としている理由」を語ることで、メディアにとってのニュース価値が高まります。

 

④ 具体的データと実利(客観性)

「導入により業務効率が大幅にアップ」ではなく、「導入により残業時間を月平均35%削減」のように、具体的な実証データ、パーセンテージ、金額(実利・実益)を記載します。数値データは構造化データ(表組みなど)として記載すると、AI検索に引用されやすくなります。

 

⑤ ストーリー性と人間味(共感性)

なぜこの商品を開発したのかという背景や苦労話。AIがどれだけ普及しても、メディアの先や検索の先にいるのは「人間」です。人の心を動かす開発ストーリーや、感動エピソードを盛り込むことで、注目される確率が高まります。

 

⑥ 季節性・将来性(タイミング)

季節限定のイベントや、その時期特有のニーズ(五月病対策、熱中症対策、新生活準備など)に合致しているか。また、そのビジネスが今後どのように市場を広げていくかという「未来の展望」を提示します。

 

株式会社アネティでは、時代に合わせた最適なプレスリリース作成のアドバイスから、メディアへの直接アプローチ、デジタル広報戦略まで、企業の広報PRをトータルでサポートしています。自社の価値をどう高めるべきかお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

プレスリリースの書き方については、このサイト内の「プレスリリースの書き方」や「効果的なプレスリリースにするための5つのポイント」でもご紹介していますので、そちらもぜひご参照ください!

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