情報を届けたい人は誰ですか?
2015年12月15日
先日、日本パブリックリレーションズ協会のセミナーを聴講してきました。
テーマはずばり「政府広報」。企業広報に関する書籍やセミナーはたくさんありますが、政府広報となると、なかなか情報を得る機会がないので、貴重なお話でした。
最近あちこちで耳にする「マイナンバー制度」や「地方創生」、「高齢者詐欺対策」などの需要な政策は、テレビや新聞、インターネットなど様々なメディアを組合せて、キャンペーン的に行っています。特に「マイナンバー制度」はすべての国民に周知させる必要があるため、かなりの予算を投じて力を入れていますが、情報発信の方法は、インターネットだけでなく、チラシを使って全国津々浦々まで情報を届けるアナログな方法も行っています。高齢化の影響もあり、このような地道な広報活動は意外にも増えているそうです。
最先端ばかり追って、多くの人を追いてきぼりにしてはいけませんね。気をつけなくては…
とは言え、情報を拡散させるためには、ソーシャルメディアはなくてはならない存在です。私も登録していますが、LINEの首相官邸の公式アカウントは2012年10月からスタートし、現在の友だち数は360万人以上に。(2015年10月時点)
政府広報の中でも、近年は「国際広報」に力を入れているようで、FacebookやTwitterは英語版も開設し、YouTubeには総理からのメッセージや、日本の魅力を伝える動画を掲載し、広く世界に情報発信をしています。
情報を届けたい人の生活環境を考え、時にはアナログで、時には最先端の方法で、確実に情報を届けることが大切ですね。
[makabe]