ユニークな採用試験で、話題づくり
2014年1月23日
文部科学省と厚生労働省が今月21日に発表した調査によると、2014年春に卒業する大学生の就職内定率(13年12月1日時点)は76.6%で、前年同期比1.6ポイント増だったようです。過去最低を記録した2010年12月の調査(68.8%)の後、3年連続で上昇しましたが、リーマンショック前の2007年に比べると5ポイント低く、状況はまだ厳しいようです。
一方、インターネットで気軽に就活ができるようになったことで、“とりあえずエントリー”をする人が増え、大手企業を中心に、本当に必要な人材を見極めることが困難になったというのも事実。
採用試験に関しては、企業側も様々な工夫をし、ニュースのネタになることもあります。
ネット上でエンタテインメントコンテンツを提供するドワンゴグループは2015年新卒採用において「受験料制度」を設け、話題となりました。本気でこの会社で働きたいと思っている人に受験してもらうことが目的のため、受験料は全額寄付することや、交通費などで既にお金がかかる地方在住者の受験料は免除するというもの。
また、毎年ユニークな採用活動で注目されているのが、面白法人カヤック。過去には、2013年4月1日限定でウソの履歴書でのエントリーを受け付けたことも。ウソをつくのも才能のひとつということで、面白いウソをつく人を採用するというのが目的のようでしたが、実際にウソの履歴書で採用された人がいるのかはわかりません・・・
また、卒業制作(卒論)で応募できる駆け込み入社キャンペーン「卒制採用」を実施したり、正月三が日にエントリーした人だけに「すしを食べながらの面接」、「いきなり役職クラス面接」を用意したことも。
採用試験ひとつとっても、企業の広報PRに繋げるチャンスがありますね。私も、カタい頭をやわらかくしていきたいです。
[makabe]