
仲村 明子 / Akiko Nakamura
株式会社アネティ
代表取締役
人事・採用・教育などの業務でキャリアを積んだ後、"広報(PR)"という仕事に出会い、天職と感じる。
2006年3月にPR会社アネティを設立し、現在に至る。
韓国に3年半滞在した経験あり、ソウルに友人多数。
趣味はアート鑑賞。シュールレアリズムやモダンアートが好き。
2012/1/9 月曜日
新年早々の紳助復帰容認宣言、あきれましたね~。
吉本興業はつい最近まで上場していた会社。元ソニーの出井さんが取締役にも
なっているのに、そんなことをどんどん公の場で言っちゃうんですね。
さすがに一般の人々の反応は冷たく、Web上の様々なアンケートでも「反対」が
圧倒的で、「そりゃそうだよね」と安心しました。
でも、そんな中、今月封切られる映画では声で出演してしまっているとか。
どうなってるんでしょう。この会社のビジネスモラル。
アネティでは「ビジネスモラル研修」という研修メニューを用意していますが、
その営業では、「不祥事を起こすような社員を御社から出さないために必要な
研修ですよ」と説明します。
ところが、ここのところ社長とか経営陣のビジネスモラルがまったくなってない
ことから起こる不祥事が立て続けに起きて、このセールストークが色あせて
きています。
だって、いくら社員のビジネスモラルを高めても、経営陣が不祥事を起こして
しまっては元も子もないですから。
経営陣の不祥事は、社員の不祥事とは比べ物にならない程のダメージを
会社に与えるわけで、最悪中の最悪なのに、なぜまあこんなに次々と・・・。
今読んでいる「コンプライアンスの知識」(髙巖著/日経文庫)という本の中で、
「アメリカの不正は社員が会社に損害を与えることが多いが、日本では社員が
会社の利益のために不正に手を染める」と書かれていました。
確かに、オリンパスのケースは、自分の利益のために不正をしたわけでは
なさそうですが、「会社のため」という大義名分があるために不正をしている
自分を正当化してしまう部分があったと思います。
自分のギャンブルの埋め合わせに会社を利用していた大王製紙のケースは
もっとひどいですが。
企業のコンプライアンスはもちろん大事ですが、法令や規定では縛られない
「モラル」をしっかり持つことが、一番大事なのではないかと思います。
吉本興業の社長に、もしこのモラルがあれば、あのような発言はなかった
のでは・・・。
今年100周年だそうですから、そんな失言で記念すべき大切な年を
社長自ら台無しにしないよう、気を付けてくれることを祈っています。